黒いガルバリウムに包まれたシンプルなガレージ付の住宅。タイルやコンクリートなどの武骨なイメージに有機的な要素を加え全體が鋭くなりすぎないようにまとめている。間仕切りを極力少なくし、大きな吹抜けを介した一體感のあるプランニングはクライアントの生活スタイルをイメージすることができる。二階に設置された造作の浴室の隣にはバスコートがあり、街中でもゆったりとしたバスタイムが過ごせるだろう。リビングに置かれたUSMハラーのTVボードも無機質な質感のインテリアにマッチしている。少し薄暗いくらいがクライアントの好みだったため、色合い?質感?開口部の取り方などに工夫を施している。なるべく線を出さないディティールも全體のバランスを崩さないように配慮した。